
第62回学習会(平成22年9月30日)
コミュニティ・ファンドを中心とした社会的金融の潮流
~まちづくりの活用に向けて~
:ARUNディレクター・土谷和之氏
まちづくり学習会の9月定例会は、ARUNディレクター・土谷和之氏による「コミュニティファンドを中心とした社会的金融の潮流」についての講話。
国内にあってはNPO法人などの社会貢献を目的とする事業への少額融資、海外にあっては社会開発に取り組む現地組織への融資について、 そのスキームなどの事例紹介があった。ARUNは、途上国向けの融資を行うファンドで、1口50万円の出資を募り、 千万円単位のまとまった金額をカンボジアの農村開発組織(農協のようなもの)に融資しているそうだ。 若い人も出資者になっており、ディレクター(経営者)にも若者(30前後)が顔を連ねる。頻繁に現地を訪ね、融資先の人々と共に事業を育てていくという関わり方をしている。
当初は、配当なし、元本保証なしのハイリスクなビジネス。融資先の国民の生活が改選されていくのが目に見えること、それがリターンだ。 若き投資家、経営者たちは、生き生きと活動している。
ぼくが絞り取ったARUNのえっせんすは、「投資家マインド」を持つべし、である。それは、まちなか工房のメンバーにもっとも欠けたものだ。
文責:前田(工房研究員20100930)