熊本地震から2年が経った平成30年度も熊大工学部社会環境工学科3年生科目「社会基盤計画」では,14班が、昨年度に引き続き「熊本市の復興まちづくり提案」を考えました。本日の学習会では11月に開催された工学部祭にて、優秀な成績を収めた5グループが発表します。
2 班:ごみを漁る発表した3年生は、入学してすぐの4月に地震に遭遇して実家のある県内や県外で待機した人、熊本地震を経験していない編入生や留学生などさまざま。そのような経験の違いが、追体験や伝承、情報伝達の手段等、多彩な提案に結びついたようだ。参加者から以下のような意見をいただいた。
6 班:旅行者に優しい易しいまちーみんなの目線をかっさらえ
10 班:クマップ
11 班:義援金への思い
13 班:未来の減災へ~語り継がれる記憶のバトン~
(田中、星野両先生の主旨説明)
●災害ごみがなぜ問題になるのか・・・深く考察してほしい
●傘マップは率先避難者の率先ツールとしてイイのではないか
●旅行者の避難場所としてゴルフ場や道の駅、ホテル、公共交通駅を想定したのは good、運営をもう一歩突っ込んでほしい
●観光客はスマホを利用するので提案のリアルな情報伝達手段とネット上の情報発信とを組み合わせることも必要
●義援金のことは制度のことを含めあまり知らないので、何に使われているのかを絵本にこめたらよかった
●災害を風化させないためにゲームは有効、できれば小学生や高齢者にプレイをしてもらった結果報告を聞きたかった
●先人は過去の災害をどのように伝えてきたかも学んでほしい、たとえば多くの人がなくなった場所に立てた千人塚という石碑 などもある
文責:冨士川 一裕(工房研究員)
【参照リンク】
学習会チラシ(PDF)