シリーズ「みんなで語ろう城下町都市熊本」ワークショップも第5回の本日で最終回。前4回分をまとめた報告書をもとに、今夜も熱く語っていただいた。
まずは、班ごとにジャブを出していただいた
◆どんな生活者
議論の前提とした生活者を真ん中に据えたまちづくりという視点はよくわかる。その生活者を、観光客から近隣住民まで含めた多様なヨコ軸でとらえる一方、高齢者から子どもまでの多層なタテ軸でもとらえることも必要で、車椅子や白い杖の方たちを含めた弱い立場の層からまちづくりを考えることが肝要。
◆フィールド・ミュージアム
現代美術館は街づかいとうまく溶け合っているが、県美や市博はイマイチ。例えば 3 ミュージアムのセットチケットを発行するなどして回遊性を高め、中心市街地全体をフィールド・ミュージアムにする。全壊提案のあった商店街の中にある 100 年老舗とも連携しながら。
◆桜町と白川・上通・広町でヤジロベー効果
桜町再開発で集客の核ができるので、白川河岸緑地・白川公園にもう一つの集客の核をつくり上通や広町とも連携して両方の核をヤジロベーのように回遊を促す。
◆夜のにぎわいをつくるナイトタイムエコノミー
ラグビーWC、女子ハンドボール世界大会で来熊される外国人観光客の満足度を高める。
その後学生君から
◆未来会議のようなたまり場がほしい。学生はもっと社会人の人と交流したい。ボランティアにも取組みたい。高校生や子どもともコラボしたい。
これを受けて社会人から
◆若者も会社員も共通に腹は減る。先輩に飯をおごらせる会というのはどうだろう。
◆ロンドンやベルリンで最近起こっている若者による公共空間の合法的占拠(スクウォッティング)のような元気がほしい
◆上通並木坂戎祭には是非参加してほしい(10/12-13)・・・交渉成立
最後に SNS をもっと活用しようという提案-
◆「あれを食べに行こう!」「街なかの常連客のいるカフェや立ち飲みで球磨焼酎を飲みたい!」という来街の動機づけを SNS に乗せる。店主やまちの人がもっと情報発信することを促す事業。
文責:冨士川 一裕(工房研究員)
【参照リンク】
学習会チラシ(PDF)