活動

第139回学習会(平成30年8月23日)

商店街の若手を中心とした「くまもと・まち魅力向上プロジェクト」の取り組み
話題提供: 松永 哲典 氏(下通 繁栄会 青年部 /くまもと・ まち 魅力 向上協議会長 )
  布田 善久 氏(上通商 上通商 栄会 青年部 /同副会長 当日は欠席 )
  安田征司 氏(新市街 新市街 商店街振興組合 青年部 /同副会長 )
  増山 晃太 氏(まちなか工房 まちなか工房 研究員 /同メンバー )

 

 今月の学習会のスピーカーは下通繁栄会青年部の松永哲典さん、新市街商店街振興組合青年部の安田征司さん、まちなか工房研究員の増山晃太さん。中心商店街で3年前から取組んできた『くまもと・まち魅力向上協議会』の活動報告。同協議会の育ての親でもある下通・長江さんも参加。

1.「優しいマチ」は当初からテーマにしていた/震災後日本財団とキリンビールの支援を受け商店街が受け皿となって協議会を設置した
2015年(2016熊本地震以前)中心市街地活性化協議会の「魅力向上検討部会」として発足(部会長は長江さん)
震災後、日本財団とキリンビールの復興支援を受けて商店街連合会に「まち魅力向上協議会」を設置して継続的に活動してきた(協議会会長は松永さん、コーディネーターは増山さん)
らしさ・街の個性の強化、時代対応、強い商店街運営という3つの課題意識があった。

2.4つのプロジェクトを推進
ひと育てチームは、今年 3/1ウェブサイト(kumamotopics.com)を立ち上げウェブに乗らないようなイベントや免税店マップなどを拾い上げ中心市街地の情報源となることを目指す。
まちなか+ONEチームは、17人に1人と言われている障がい者の方にもっとまちなかに出かけていただけるような活動を行っている。考える・感じる・楽しむ、をテーマに3回のワークショップ開催。障がい者の方たちの活動を支える人材が育ってきた。
くまもと空中図書館“まちピチュ”チームは、ビルの屋上という未利用空間を活用した図書館を展開。公立図書館のサポートを受けるなど、事業展開のしくみもできてきた。
エリアマネジメントチームは、蓮政寺公園を使った実証実験を実施。熊本のアイドルグループのサポーター「クリアーズ」はアイドルとの交流会の後のみごとな清掃活動を展開。
 プレーヤーを発掘しながらプロデュースやディレクター能力を高めることが肝。

3.質疑・意見交換
Q. 周辺への波及効果は?
A. 蓮政寺公園の位置はアーケード街の縦軸に対して白川と坪井川を結ぶ横軸上にある。認知度が高まったら三角公園や白川公園、白川河川敷での同様なイベントと連携させ面的な展開を図りたい
Q. 今後の活動は?
A. 商店街のメンバーは(自身がプレーヤーにならずに)プロデューサー役に徹し、公的セクター民間セクターのプレーヤーを発掘する

文責:冨士川一裕(工房研究員)

【参照リンク】
学習会チラシ(PDF)

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