まちづくり学習会の6月定例会は、ランドスケープアーキテクチャー澤治彦氏の講話。
ぼくが絞り取った澤氏のえっせんすは、「全国一律の積算マニュアルに基づく公共事業により職人が姿を消しつつある」ということ。
例えば、街路樹。マニュアルに載っていない樹種は使われないから、全国どこでもハナミズキ通りができてしまう。 その土地の自然に呼応した造園の仕事ができる職人は、マニュアルを管理する人やその使い方が上手なコンサルによって、 姿を消しつつある。植物と土壌菌が折り合いをつけるには、6年とか7年の時間がかかるらしい。 職人とは、そうした科学も分かった上で、その場に相応しい仕事をする人のことである。みんな、そんな職人を目指そうぜ。
文責:前田(工房研究員20110319)