さまざまな利用用途はあるけれども、コスト面の問題があり、なかなかリサイクルが普及しきれていない。経済面と環境面をどう折り合いをつけていくかが重要な問題である。
のり面緑化材 人工土壌
緑化基盤材 有機質土壌改良材
【今後の課題】
 今回は簡単につくったので、賦活反応(炭化物に熱分解ガス中の水蒸気、二酸化炭素等の賦活ガスを接触させ、炭化物の微細構造を発達させる反応)があまり進行していない状況で、どの程度これらの効果があるかを検討する必要がある。
利用方法の検討
【活性炭化物の物理性状】
 実験結果より、汚泥炭は大きな表面積、細孔径を有しているので、活性炭に吸着しないような有機物(着色成分:フミン質、ダイオキシン吸着など)の吸着に優れていることがわかった。

【活性炭化物の利用用途】

 上記の特性から

  1)COD除去剤
  2)脱色剤
  3)土壌改良剤

 土壌改良剤、園芸用土壌、コンポスト調整資材、緩効性肥料等の利用が考えられる。実際の製品として以下の商品が販売されている。
直線上に配置
直線上に配置
B脱色・脱臭実験
実験を終えて
また緑地や農地利用に限らず、炭化汚泥は路盤材やレンガ材の原料として利用されている。
歩道 公園 施設の中庭