まちづくりシンポジウム

金沢・岡山・熊本 三都市シンポジウム in 岡山

 2005年、熊本大学まちなか工房の呼びかけでスタートした三都市シンポジウムの8回目の開催となる2016年は、岡山での開催となった。岡山大学では、2011年11月「岡山大学地域総合研究センターAGORA」を設立し、全学を上げて地域連携を果たす体制を整えたところだが、さらに、本年10月には岡山の産・官・学・金・言の組織や団体の各立場からビジョンを語り共通軸を見出すことを目的として「おかやま円卓会議」が設立された。その設立を記念して、10月5-6日に岡山大学の主催で『国際学都シンポジウム』が開催されることになり、このシンポジウムと同時開催という形で三都市シンポジウムは開催された。
 1日目の5日は岡山大学津島キャンパス50周年記念館で国際シンポジウムに参加した後、地域総合研究センター会議室に場所を替えて三都市関係者会議を開催、夕方から街なかの老舗中華料理店で交流会を開催した。明くる6日は午前中、街なかにある岡山大学西川アゴラ(地域総合研究センターの学外施設)に参集して、岡山の中心市街地活性化や交通社会実験等についての報告を受け、その後、国際シンポジウム参加者と合流して路面電車に乗り込み、岡山電気鉄道南車庫内にある「おかでんミュージアム」を視察した。午後は、岡山大学津島キャンパスで国際シンポジウムの総括会議に参加した。
 国際シンポジウムでは、世界中の路面電車の成功事例のひとつであるストラスブールの元市長・カトリーヌ・トロットマン女史をメインゲストとして招き、路面電車導入の激しい経緯についても知ることができた。

 
△5日午後:三都市関係者会議     △6日午前 三都市関係者ワークショップ(西川アゴラ)

三都市はそれぞれに大学・地元町衆・行政機関の三者が参加する。
熊本からは、熊本大学まちなか工房から2人、すきたい熊本協議会から2人、熊本市1人が参加した。

 
△国際シンポジウム 6日午後の 総括会議          △カトリーヌ・ロッマン女史と

文責:冨士川一裕(工房特任研究員)