オーロラってどんなもの?
オーロラは空に現れる光です。高エネルギー電子が上層大気中の原子や分子にぶつかった時に、発光が起こり、それがオーロラとして見られるのです。
どうしてオーロラが起こるのか
オーロラは稲妻と同様に、空中での強烈な放電現象によって起こるものです。放電によって生み出された高エネルギー電子が上層大気中の原子や分子にぶつかると光を出し、オーロラとして見られるわけです。しかしオーロラの放電現象は稲妻の放電現象よりももっと強力なものです。
オーロラはどこで見られるのか
オーロラは、地磁気上の北極と南極のまわりの「オーロラ・オーバル」と呼ばれる楕円形の帯の中に現れる。アラスカ中央部、カナダのグレート・スレーブ湖(イエローナイフ)、グリーンランドの南端、アイスランド、スカンジナビアの北端を結ぶ地帯で一番よく見られる。
- 晴れた空
オーロラは気象現象ではなく雲よりずっと上で起こる。そのため、空が曇っているとオーロラが見えない。
- 暗い空
オーロラを見るには春と秋の夜が一番である。オーロラは常に存在している(夏でもオーロラは出ている)が、空が暗くないと見えない。日光や明るい月の光で空が暗くない時は、オーロラを見ることは困難である。
- オーロラ・オーバル
オーロラ・オーバルの位置は、太陽に対していつも一定である。地球は、一日に一度オーロラ・オーバルの下を回転する。オーロラ・オーバルは地球の夜側の方が幅が広く、ゴム輪が伸びるように大きくなっている
夜空を彩るオーロラ