リニアモーターカーの特性
1.速度

リニアモーターカーの最高速は、時速500kmと想定されており、実験では時速552kmを達成しています。
 都市中心部に乗り入れることを考えるとトータルの移動時間は航空機に匹敵します。

2.コスト・エネルギー

リニアモーターカーでは、レールの調整や交換等の保線作業が不要となるので、保守管理費用が大幅に軽減されるとともに、新幹線のように大量の保守要員を確保する必要がなくなります。
3.やさしさ

地球環境にやさしい
 
リニアモーターカーは車両が軽量化され空気抵抗の少ない形状をしているため、乗客一人あたりのエネルギー消費量は航空機の半分程度になります。
 人にやさしい
 リニアモーターカーは、U字型ガイドウェイに収まる形で走行するので脱線の心配なく安全な走行ができます。また、浮上して走行するため揺れがなく流れるように走り、快適な乗り心地を確保します。
 上記がリニアモーターカーの簡単な特性です。ごらんのように多くの利点がありますが、これを自動車に応用すれば画期的な成果が得られるはずです。全ての道路にリニア鉄道のような設備を用いることは大変難しいですが、高速道路のようにある地点からある地点までストレートにつながっている様な道路では、それを利用する車の目的地が同じである(電車や新幹線に車がのっているのと同じ)ために、リニア鉄道の性質を利用した高速道路(ここでは「WARP]と呼びます)を用いることが可能です。この場合、それぞれの車の運転手が車を操縦するのではなく、エスカレーターに乗っているように「WARP]を管理するものが、全ての車の流れを管理することにより、交通事故や交通渋滞といったアクシデントもなくす事ができるでしょう。