新しい
フライホイール
  の提案

これまで考えられている装置では、フライホイールは貯蔵したエネルギーを使用しようとする場合、フライホイールの回転数は減少し、有効回転数以下になると再充電(回転を与える)が必要となります。
このときには外部から電力を供給して、有効回転数まで回転数を上げてやらなくてはなりませんが、昼間の電力ピーク時には充電する余裕などありません。
そこで私たちは回転数が落ちてきた時に、フライホイール自身が回転するように、ホイールに渦巻状に溝を作り、燃料や水素ガスを爆発させ、そのエネルギーを利用して回転力を与えられないだろうかと考えました。これは従来のフライホイールでは考えられていなかった、まったく新しい提案です。特にここでは溝形状に工夫を凝らし、ロケットなどで使用されているラバルノズルを使用することによりエネルギーロスを少なく出来るのではないかと考えました。

このシステムを利用したときの利点としては以下のようなものが考えられます。
1.電力を使わなくてすむ
2.燃料を少量供給してやるだけなのでエネルギーのコストが安い
3.エネルギーロスを少なく出来る。

将来この装置を組み込んだフライホイール発電機が実用化されることを期待しています。