検討
熊本I.Cで「混用ゲート+一般ゲート」で運用した場合
この場合はサービス時間が長い一般車両に選択の余地がある。利用者均衡の概念に従い、各ゲートでの待ち時間が等しくなるように、ドライバーが合理的にゲートを選択すると仮定する。
ゲート総数 5
混用ゲート数 m
一般車両のゲートでのサービス時間 16.26秒(実測値より)
ETC車両のゲートでのサービス時間 6秒(既知)
現状でのピーク時の需要 C
*
=1250台/時(データより)
現状での料金所容量 5×3600÷16.26=1107台/時
ピーク時の需要に対するETC車両の混入率 P
*
C
*
=1107・16.26/{(1-P
*
)・16.26+P
*
・6} より P
*
=0.18
故に、混入率が18%以上になると渋滞は解消される。
ゲート構成による混入率の上限 P
+
=1/{1+(5-m)/m+6/16.26} より m=1の時P
+
=0.40
0≦P
*
≦0.40では
混用ゲートは1つでよい
。
m=2の時P
+
=0.64
0.40<P
*
≦0.64では混用ゲートは2つ必要。
熊本I.Cで「専用ゲート+一般ゲート」で運用した場合
上記データを利用し、専用ゲート数を
u
とする。
(1-P
*
)・C
*
≦(5-
u
)/16.26 と P
*
・C
*
≦
u
/6
より
u
=1すなわち専用ゲート1の時
0.29≦P
*
≦0.48
u
=2すなわち専用ゲート2の時 0.48<P
*
≦0.96
上記結果より、混入率が40%までは「混用ゲート1+一般ゲート4」
混入率が40〜48%では「専用ゲート1+一般ゲート4」にして、2つ目のゲートの工事を開始する。
混入率が48%〜は2つのゲートを効率よく運用すればよい。