![]() @設計図 先輩方が過去に製作されたカヌーやインターネットで調べた実際のカヌー 構造を参考にし、各寸法を決定した。昨年までのカヌーは思ったよりも浮きすぎたという話だっ たので、喫水部を浅くした。また、昨年までは定員が2人までのカヌーしかなかったが、全員一 緒に乗ってみたいという思いから、定員4人のカヌーを設計した。 A骨組み 骨組みはすべてすべてアングルを使用した。設計図の通りにアングルを切断し、ボルトを固定 した。アングルの形状の問題上組み立てが困難な箇所もあり大変だったが、いろいろ工夫して 組み立てていった。 B金網張り 組み立てたアングルの胴体に金網を針金でとめていく。針金を固定する時にしっかり固定す るために道具を使ったが最初はうまく使えず苦労した。 C型枠はめ 発泡スチロールを船胴アングルの内側に隙間のできないようにはめていき、継ぎ目をガムテ ープでふさぐ。 Dモルタル塗り 張られた金網の上にモルタルを塗る。薄すぎると強度の問題が出てくるので一定の厚さを確保 しながらむらなく塗る。 ![]() E色塗り 外観と水の浸入を防ぐ目的で防水性の塗料を用いて色を塗る。私たちは水色の塗料を全体 に塗った。 実験結果 雨で一回延期してのカヌーの試乗で当日も天気は曇りで少し雨をぱらつく感じだったが、影 響なく江津湖での試乗を行うことができた。実際にコンクリートカヌーを浮かべてみると、やはり 思ったよりも浮きすぎる感じだったが、昨年までのカヌーの話を聞いていてある程度調整を行 っていたので許容範囲内ということで安定感もあり、4人全員で試乗することができた。試乗前 はサイズが大きかったため、オールでこいだときに前に進まずにその場で回ってしまうのでは ないかという心配があったが、実際にこいでみるとしっかりと前に進み、乗り心地も快適なもの だった。計算によるとこのカヌーの浮力は約432.0kgfであった。 (※浮力=喫水部の体積×水の密度)
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