テーマについて


 世界最初の鉄筋コンクリートの特許は植木鉢の製作の為に
提案されたが、実際に人々の話題となったのはパリ博覧会に
展示されたコンクリート船であった。その後、金網で胴体を製
作し、セメントと砂の混合物を水で練ったモルタルで覆った構
造は「フェロセメント構造」と名付けられ、船、屋根、小屋などが
容易に製作できるものとして発展してきた。しかし、その後の複
合材や強化材の発達により、既に歴史では知られなくなってき
ている。
 そこで、フェロセメントモルタル構造の基本に立ち返り、コンク
リート・カヌーとして船を設計作成した。


                          
戻る
戻る