活動

第152回学習会(令2年1月16日)

まちなか工房 企画 熊本地震からの復興を考えるワークショップ
私たちの「熊本の復興まちづくり」発表会
登壇者:熊本大学工学部社会環境工学科3年生
担 当:田中尚人(熊本大学熊本創生推進機構 准教授)
    星野裕司(熊本大学くまもと水環境・減災センター 准教授)

 

平成 28 年熊本地震の後毎年この時期には熊本大学社会環境工学科3年生の発表を行っている。熊本地震からの復興を考えるワークショップで「私たちの『熊本の復興まちづくり』発表会」である。本日の4回目で最終となるので、はじめに田中尚人先生から過去4回を振り返って、震災ゴミ、避難所、交通インフラ、熊本城観光、生活再建、風化・・・とテーマが少しづつ変化してきたことを紹介。続いて星野裕司先生の司会で 6 つの班の発表が質疑応答を入れながら行われた。

◆1班「わからないからできない」を「わかるからできる」に(災害ゴミのことを知ってもらう)
小中学生をターゲットにしたクロスロードゲームで災害ゴミのことをよく知ってもらい教訓を活かして二次災害を防ぐ
  Q.もっと突っ込んだ啓発は?
 A.ハンドブックを作成した
◆2班「熊本城の魅力」
ユニークなイベントで注目度を高め観光客数を増やす
  Q.注目度の指標は?
 A.SNS のアクセス数
  Q.震災後、熊本城の周辺を周遊する観光客が増えたが、客層の変化は?
 A.外国人観光客が増えた。自転車利用の外国人客も目に付く。
◆5班「私たちが合わせる交通ではなく、私たちに合わせる交通へ」
高森町の2次交通の改善策 新規交通 TAKAMON の提案
 Q.乗合タクシーとの違いは?
 A.役場主体ではなく地域主体なので交通に付帯する総合的な生活改善に結びつく/トラブルにたいして自立的な対応が可能
◆6班「災害時交通サイクル~渋滞なんてもう嫌だ!~」
公共交通の拠点(ハブ)を介して避難所と県外をつなぐバス・レンタカーを乗り継ぐシステムを提案
 Q.人流中心か?物流は?
 A.外へ出すとともに県外からのリターンは物流も
 Q.発災直後はお風呂渋滞が著しかったが?
 A.県外温泉へのスムーズな移動が可能
◆10班「仮設住民みんな笑顔で退去プロジェクト」
実際にボランティア参加した経験をもとにボランティアと住民との交流や住民の不満不安を行政に伝える手法を提案
 Q.ボランティアの需給バランスをとることの困難性
 Q.重要な仕組みだと思うのでビジネス化できる仕組みへの発展に期待
◆12班「伝わらない教訓~SNS を活用して効果的な拡散を~」
YouTube を使った実験で情報伝達の効果を確かめ、発災時のしくみを構築した
 Q.自治会という言葉が出てこなかった。地域防災計画を考えると自治会単位で SNS の活用を考えるべきでは。


恒例のワンコインワイン交流会では学生と社会人の対話が1時間ほど

文責:冨士川一裕(工房研究員)

【参照リンク】
学習会チラシ(PDF)

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