活動

第79回学習会(平成24年9月20日)

桜町・花畑周辺地区まちづくりマネジメント気泡構想:熊本市都心活性推進課 角田俊一課長補佐、永野康裕主査

「もしも、おもてなしの心満点のお城があったら?」

・・・・きっと、いとも簡単に攻め落とされてしまうだろう。戦国乱世ならば。
9月の「まちづくり学習会」は、熊本市都心活性推進課(角田俊一課長補佐、永野康裕主査)による、 熊本市中心市街地「桜町・花畑周辺地区まちづくりマネジメント基本構想」についてのご報告。熊本市では、 交通センターから熊本城に至るシンボルロードを中心に、NHK熊本放送局新放送会館・文化施設・ホールなどを含めた再開発ビル、 公園整備、シンボルロードの拡幅による“歩行者のための「まちの大広間」”空間づくりなどが計画・検討されている。 今後、街の中心部が大きく様変わりするだろう。
これらの計画は、熊本城があってこそ生きてくる。全国ゆるキャラ人気NO.1の“くまモン”に象徴されるように、 熊本では、おもてなしを大切にして観光客を誘致しようという動きが盛んだ。で、肝心の熊本城はと言うと、 広大な城域内の見どころを観て回るには「坂道が急すぎる」、「石段が急で上れない」、「これでは高齢者には酷だ」、 「エスカレーターや簡易なリフトを設置すべきだ」という意見が昔からあり、今回の学習会でも、そのような指摘があった。 防御を目的に建設された城自体は、おもてなしの心ゼロである。しかし、文化財だけに勝手にエスカレーターを設置するわけにもいかない。 悩ましい問題だ。お城-再開発地区-既存商店街(アーケード街等)-これを取り巻く城下町を、一本筋の通ったおもてなしのアイデアで有機的に結ぶことが肝要。 そこに知恵を出さねばならない。 

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