活動

第147回学習会(令和元年5月30日)

商店街で考える グランドデザイン2050ワークショップ
  「みんなで語ろう城下町都市熊本」その 4

コーディネーター:溝上 章志,両角 光男,冨士川 一裕

 2月の第1回ワークショップから4月の第3回まで『熊本市中心市街地グランドデザイン 2050-世界に拓く「城下町都市」 くまもと-』を商店街目線で議論してきた。
 前回、中心商業地の業種業態の転換とエリアマネジメントをテーマにしてアイデアを出し合った。 第4回の今回は、エリアに着目して業態開発を検討したところ、城東、上通並木坂から白川にかけてのエリアに集中した。下通・新市街の参加メンバーが少なかったからかもしれない。
 業種業態の転換に関しては、3時にシャッターが下りる金融機関は2階に上がってもらい、 そこや駐車場ビルの1階に子どもやファミリー向けのショップを誘致するという意見も出された。その(子どもやファミリー向けのショップについての)深堀りはできなかったが、前回の提案と併せると、 ひとまず提案は出つくした感もある。
 時間の関係でマネジメントに関する議論はできなかったが、「ナイトマーケットの運営は出店料でまかなう」、「観光資源として宿泊施設から運営費を徴収する」という提案が出た。また、「交通に関するマネジメントは中心市街地全体で取組むべき課題」との提言もあった。
 グランドデザイン2050は、経済同友会と商工会議所の発意でまちなか工房が技術的支援を行い、一旦まとめられた計画書(1回目のWSで紹介)を熊本市の責任で提案書としてまとめ、くまもと都市戦略会議に提案しオーソライズされた。現在、そのワーキング会議で具体化が検討されている。
 次回、6月の学習会は、ここまでのWSのまとめとその活用策(それがマネジメントの議論につながるのではないか)について議論をしたいと思う。これまでのWSへ参加された方、あるいは初参加の方も、大勢の参加を期待したい。

文責:冨士川 一裕(工房研究員)

【参照リンク】
学習会チラシ(PDF)

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