活動

第144回学習会(平成31年4月24日)

商店街で考えるグランドデザイン2050ワークショップ
  「みんなで語ろう城下町都市熊本」 その2

コーディネーター:溝上 章志,両角 光男,冨士川 一裕

 グランドデザイン2050 という計画があります。皆様ご存知ですか?
 本日の学習会は熊本市中心市街地グランドデザイン 2050-世界に拓く「城下町都市」くまもと-を下敷きにして当事者である中心市街地の商業者の方、企業の方、市・会議所、学生を含むまちなか工房関係者で大いに語り合った。
 一班は、金城・藤井・天野・薗田・両角・児玉のメンバーが定住促進と人材の集積をテーマに「実現したいこと」を出し合った。発表は熊大溝上研の院生・児玉君。その結果は~
  ①白川河川敷の利活用促進
  ②保育施設や日用品の買物など若い女性が暮らしやすい街なか
  ③外国人も仲間意識をもてるようなぶどうの房のような街なか
  ④「線」は成熟しているので「面」の広がりを周囲のエリアへつなぐ
  ⑤街使いの伝承・・・
等の意見が紹介された。
 二班は、中村・山田・古賀・溝上・天藤・上野のメンバーが観光振興をテーマに「実現したいこと」を出し合 った。発表は熊大溝上研の院生・上野君。その結果は~ ①城下町にふさわしいホンモノの芸能を堪能できる場(能楽堂)の整備 ②音楽が流れハミングしたくなる街(音楽は世界共通語) ③歩行者空間の上質化 ④「城下町都市」くまもとオプショナルプランを運営する・・・等の意見が紹介された。
 三班は、森岡・布田・藤本・竹田・豊永・松波・冨士川・村上のメンバーが歴史回廊・再開発をテーマに「実現したいこと」を出し合った。発表は翌日卒業式を控えた千原台高校 3 年生の村上君。その結果は~ ①着物で暮らせる街を支えるインフラ整備 ②世界6地域月替わり案内を繰り返す広場 ③坪井川遊覧船(交通手段としても) ④美しい風景・どこまで歩いても歴史と緑の回廊・・・等の意見が紹介された。
 班ごと討論の前には、両角先生からグランドデザイン 2050 の紹介、藤井さんからは人口動向と格差拡大への危機感および愛郷心あふれる熊本市歌の披露、中村さんからは「熊本城国際フォーラム建設」についての提案をいただいた。
用意されたメニューを消化できなかったため、続きは次の機会への持ち越しとなった。

文責:冨士川 一裕(工房研究員)

【参照リンク】
学習会チラシ(PDF)

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