活動

第106回学習会(平成27年04月23日)

西部電気工業㈱旧熊本本社跡地の利活用について
話題提供:小田川 仁 氏(西部電気工業株式会社 坪井再開発準備室長)

 4月の学習会は、西部電気工業㈱旧熊本本社跡地の利活用について同社坪井再開発準備室長の小田川仁様にお話を伺った。中心市街地の要になる広町という場所であることから、上通商店街をはじめ多数の方が熱心に参加された。
 講話は、同社の概要、取組の背景、計画地の立地条件と位置づけ、計画コンセプト、まちづくり構想、今後の取組、という順序でわかりやすく御説明いただいた後、質疑応答が交わされた。

■計画地の位置づけ
106-1桜町・下通を「観光・文化・商業のゾーン」、熊本駅周辺を「多種多様な人々が交流し情報発信するゾーン」とした上で、計画地周辺を「新成長コアゾーン」と位置づけた。

■広町・並木坂まちづくり構想
106-2広町の通り沿いを賑わい町並み形成ゾーン とし、仁王さん通り沿いに通りにマッチした店舗を配置。それらのクロスする交差点に街角広場を整備。

■整備コンセプトと機能構成
①賑わいづくり、②雇用の創出、③地域環境整備、④働く女性の支援による地域活性化をコンセプトとし、雇用創出を目的とするコールセンター、働く女性のための託児所等を導入。

■今後の取組
敷地が不整形なので周辺の地権者様に共同事業のご相談を行っている。開発敷地が確定したらマーケティング調査等を実施し基本設計を固めて行きたい。平成29年度開業を目標としている。上通並木坂の 1)歴史と伝統、2)品位・品格、3)静謐と癒しを尊重し、都会の中のオアシスとなることを目指したい。

●質疑や意見
電鉄駅やニュー広町ビルまで取り込めないか/アオーレ長岡のような施設イメ ージの提案/路線バスのサービス改善、自転車対応など交通アクセスに配慮したい/大学の国際 交流に対応した施設の導入提案(留学生と共に住み学ぶ施設)/上通商店街の期待は大きい


※学習会終了後のワンコイン懇親会は好評で続いています

文責:冨士川一裕(工房研究員)

【参照リンク】

学習会チラシ(PDF)

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